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2020.8.7
身の丈に合っていない予算組みをしてしまい、
家づくりをしてしまったら、
その結果は……
大変悲惨なものになってしまいます…
ですから、家を建てるべく具体的に動き出したら、
まずは資金計画からしっかり立てるべきなのですが、
資金計画を行なうにあたり、
ご自身の家計の収支状況についてしっかり把握しておくと
より現実的にご自身の予算を把握しやすくなります。
例えば、夫婦共働きで(分かりやすくボーナスなしで仮定します)
夫の収入が総支給額で月30万円、
妻の収入が総支給額で月20万円の家庭があったとしたら、
夫の手取りは約24万円、妻の手取りは約16万円の、
合計40万円ぐらいの世帯手取り収入になると思いますが、
このご家庭が家を建てるとしたら、
果たして毎月の返済額はどれくらいが適当なのでしょうか?
おはようございます。
SIMPLE NOTE 和歌山スタジオ 和田です。
一般的に、このぐらいの収入のご家族が家を建てるとしたら、
“手取り金額の25%ぐらいまでは大丈夫ですよ!”
というアドバイスを住宅会社から受けることが多々あるのですが、
もしそうだとしたら、このご家庭は10万円までは
住宅ローンの返済に充てても大丈夫だということになります。
ですが、果たして本当に大丈夫なのでしょうか?
では、このご家庭のお子さんが2人で、
どちらも保育園に通っているとして、
そして現状賃貸アパートを借りているとして、
ざっくりと家計の状況についてシュミレーションしてみましょう。
(参考程度なのであくまでざっくりです)
いかがですか?
“うちはもっと節約しているから全然違うよ!”
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
おそらくほとんどの方が、
当たらずともそう遠からずといったところではないでしょうか?
となると、果たして10万円なんて金額を
払っていけるでしょうか?
それどころか8万円だったとしても、
ずいぶんとキツいと思いませんか?
この場合、収入も増えないし、
支出の中身も変わらないとすれば、
おそらく住宅ローンの返済金額は、
7万円までが妥当ということになります。
ですが、家を建てるとアパートの時には不要だった
固定資産税や将来的なメンテ用の積立金費用などが必要になってきます。
となると、貯金に回していた2万円が
これらにスライドするような格好となり、
そうなれば一切貯金できないという状況になってしまいますし、
旅行だって、親御さんからの援助だったり、
特別にボーナスでも支給されない限りは、
基本的には難しいということになってしまいます。
ですから、建ててしまった後で
こんな現実に直面し、初めて気が付くといったことにならないためにも、
資金計画をしっかりすることと、
それに際して家計の収支の状況を
ある程度具体的に把握しておくことが大切になってきます。
家づくりで失敗しないためにも、
周囲からの平均的な話や一般論に
自分を当てはめて考えるのではなく、
生命保険同様、オーダーメイドでご自身の予算づくりと、
その予算の中で実現できる家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、